2022桑名市議会議員選挙の結果について

私は落選となりました。悔しくはないです。腹立たしい気持ちが強いです。ひとつだけ気になる点がありますので言わせてもらいます。私は社会不安が大きい今、子供の安心と安全を確保して、信頼から生まれる「学び」、「学ぶ意欲」と意欲の成熟を支援し、良心と良識、精神の自由を教える場があればこそ豊かな社会が築いていけることを訴えて立候補しました。民主主義社会における学校での理想を上げて選挙運動をしたのですが、あまりにも私への投票数が少なすぎる結果となりました。全体の投票率が45%と生活していくうえで最も身近な市政の選挙としては低く、半分以上の有権者はもう理想を追うのをやめて社会を変えることが出来ないと諦めがあるかもしれませんが、それよりも「理想」に対してあざける風潮が出てきているのではないのかと思えます。大変危険な兆候かもしれません。子供たちに理想と理念を語り、未来を見せ、これからの道を切り開いていくための知識を教えることができる民主主義社会における教育者のロールモデルになり得る教師、優れた教師がせせら笑われ、主張が封殺され、反社会的な思想に熱狂した人物、モンスターペアレントなどに個人攻撃を受け、潰される世の中になりつつあるのではと危惧します。議員となり教育者の盾となり、弾除けになれればよかったのですが、私には力が足りず、口先だけの存在でしかありませんでした。

口先だけの私ですが、不登校で苦しんでいる子供がいて、その子を助けようにも何をしていいのか分からないで悩んでいる教師がいることを、私が教育現場で見たことを世間に訴えました。選挙が終わって10日経ちましたが、この10日間にこの訴えに反響があることを観測できました。これは私の唯一の成果であり、落選はしましたが、桑名市議会議員に立候補してよかったと思えることです。

    以上